納豆専門店の「令和納豆」が、クラウドファンディングで出資の見返りとして納豆定食を生涯無料としていましたが、この無料パスを取り上げられる人が続出していたことがわかりました。
クラウドファンディングでは1万円を出資すると納豆定食の生涯無料パスが手渡される仕組みでしたが、告発者の中には1万円分の納豆定食を食べる前にパスを取り上げられている人が複数存在しています。
この記事では令和納豆の炎上騒動についてまとめてみました。
「納豆定食生涯無料パス」を剥奪された購入者が告発
今回、令和納豆が炎上するきっかけになったのはGoogleマップに寄せられたこちらのクチコミでした。
このクチコミを書いた人物は後に5chのスレッドに降臨し、さらに情報を書き込んでいます。該当の書き込みはこのスレッドの「ID:8sfQR6jn0」の書き込みです。
パスポート剥奪されました。
自分の書いた評価がコピペされてるのは変な感じだね。
この店はこういう態度がずっと続いてたよ。
接客も最低でした
無断駐車もしてないしアンケートきちんと書いたよ。
それでも「無料定食だけだと地域に貢献する意思がない」とかなんとか言われて
頭に来てパスポート捨てて帰った。
多分15回位かな。
途中からこじきは来るな的なオーラがぷんぷん出てて
食べに行くのが苦痛だった。
パスポート所有者向けのメールを開示するなど、当事者にしか知り得ない画像も付け加えており、証言の信憑性はかなり高いものと思われます。
メールの文面からは、無料パスを剥奪したくてたまらない様子が伺えますね。
このほかにもGoogleマップのクチコミには、パスポートを剥奪されたことを告発する書き込みがまだあります。
炎上が拡大するにつれ、パスポートを剥奪された人の告発が続々と出現します。
去年の8月末にカード届いて9月と10月の毎週土日行ったら10月の末にワイもカード没収されたわ
10月初週にとなりで座ってた人が次回来たら没収しますよと説明受けてたから問題起こしたんやろな程度に聞き流してたけど
保険として一応写真は撮っておいた
http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1590166298/
10月末にカード没収されたから那珂市の消費者センターに相談したけど相手にされず那珂市がやってる市民法律相談で相談したがクラウドファンディングで寄付だから訴えは難しいが規約を短期間で何度も変えるのは巧妙で悪質と言ってたで
あなたみたいな無料パス分しか頼まない人いると店閉める事になるから毎回松頼むかジュース頼むか月一の次回期間限定メニュー試食会1500~2000円のに参加して下さいと警告されて
次回行った時に葡萄ジュース350円を頼んだら
これからはお客様としての付き合いになりますのでカードは返却いたしませんと言われて没収された
入店時にカード渡して名前あるリストにチェック入れてた
帰る時にカード返してもらう感じ
那珂市消費者センターに相手にしてもらえない弁護士からは諦めろと言われて頭にきたから週刊文春に匿名のタレコミで規約原本と没収された時の音声(とっさにアップルウォッチの音声メモ起動したから終始あるわけではないが)を郵送したが音沙汰無しやから
ほんまに泣き寝入りして忘れようとして記憶から消していたで
カード没収される時にこの事ネット上に書いたら裁判起こしますし不服なら裁判していいですよと言ってたがそんな金無いから諦めたんや
特定怖いから最後に食った梅定食画像でこれで最後にして寝るわ
「納豆定食生涯無料パス」を店側に取り上げられた人物が詳細をTwitterで暴露
Twitterには無料パスを剥奪された人が、その経緯を詳細に語り始めました。
被害者が沢山いるみたいなので改めて。
私も令和納豆の被害者です。届いた時にウキウキで撮ったパスポート写真ですが店の人に取り上げられてしまったので現物はもう手元にありませぬ。
ご査収ください。 pic.twitter.com/TYfEVZ8lhL
— 半崎 (@d1a2i1c1h) May 22, 2020
データの取得に失敗しました。ツイートIDまたはAPI接続用アカウント情報を再度確認して下さい。
規約に記載あります(添付します)が、おそらくまとめにあるように「信頼関係が失われた時に解除できる」ってのを傘に着るつもりなのだと思います。私は店でそこまでは話さなかったのですが。。読み返して信頼関係が失われた時、ってファジー過ぎると思ったのですが他にも同じ考えの方がいて良かった。
同じです。まとめ記事が大体網羅してます。アンケートにはこうしたら有料コースを頼みたくなるかも、みたいなことを書いたからかアンケートにはあまり触れられませんでした。一応取り上げられる数回前からは100円払って大盛を頼んでお茶を濁したつもりだったんですが結論から言うと足りない、と。
大盛頼んだのにいつもと同じ量で勇気出して「大盛りですよ?」と言わないと絶対に増やしてくれなかったり他にも不満があります笑一人一人の被害額が小さいから何もして来ないだろう、と考えての集金だったのかもですが何かしらの制裁を受けることを切に望みます。
これただの詐欺なんじゃ?納豆定食を1万円で永久無料と会員権を売りつけつつ総額1万円近くになるとあれこれ理由を付けて会員権剥奪。しかも5ちゃんで炎上したら公式垢が鍵かけてしまうってさあ・・・
元会員です。ラミネートされてない会員証の裏に油性のペンで自身の名前を書くのですが、消えたら会員剥奪と言われたので返金してもらいました。会員証がツルツルしてる仕様で油性のペンで書いても数年で消えてしまうと思ったので。管理が甘く、近隣でも評判悪いですよ👎

また、パスポート剥奪はされていないものの、無料メニューしか頼まないことについて店員から嫌味を言われていた人も出現しています。
令和納豆が炎上している:(´◦ω◦`):わしもパス取り上げられちゃうのか?
結構書いてあることも間違えてないんだよな……
前回行った時に梅コース以外は頼まない理由はあるんですか?っていわれたし、えっ!?先に1万円払ってるし、、何か感じ悪て思ったけど😨
よくテレビに出ていたお兄さんはいい人— ritoratorako (@ritorandx) May 22, 2020
クラウドファンディング当初からどんどん増えていった規約
令和納豆のこうした行為・態度の背景には規約の存在が指摘されています(参考リンク:規約1枚目、規約2枚目)。
規約では、「当店と会員の信頼関係が損なわれたと認める場合」に契約を解除できるとしています。
しかし、先ほど参考リンクで紹介した規約は店頭で渡されたもので、クラウドファンディングを開始した時点での規約は非常にシンプルなものでした。
しかし、無料パスが手元に届けられた時点では少し規約が増えています。
そして実際に店舗へ行くと、さきほど紹介した参考リンクでの長い規約が手渡されたという経緯のようです。
規約や告発を総合すると、以下のような場合に無料パスポートが剥奪されることがわかっています。
・無料定食を食べすぎると剥奪
・無料定食を食べないまま一定期間経過すると剥奪
・追加メニューを頼まないと剥奪
・追加メニューを頼んでも剥奪
・店からの連絡に応じないと剥奪
・アンケートの回答が誠実でないと剥奪
・パスポート裏に油性マジックで書いた名前が消えると剥奪
・店と客との信頼関係が損なわれると剥奪
・パスポートの利用が適切でないと判断した場合剥奪
非常に条件が厳しいですね…。そんなに剥奪したいのでしょうか。
令和納豆がついに謝罪
炎上が拡大し、一時はTwitterの公式アカウントは鍵をかけて逃亡していましたが、ついに謝罪をしています。
【応援してくださっている皆さまへ】 pic.twitter.com/WcVZ5Xt5li
— 令和納豆 (@reiwanatto) May 22, 2020
検索避けのためか、謝罪文が画像となっている部分が気になりますが、謝罪文の中身はもっと気になります。
よく読むと、パスポートを剥奪したことに対する謝罪は一切なく、また様々な告発クチコミの存在についても否定も肯定もしていないことがわかります。
経営者・宮下裕任とは何者なのか?過去にもクラウドファンディングをしていた形跡が…
今回炎上している「令和納豆」を運営する株式会社納豆の経営者はどんな人物なのでしょうか?
宮下裕任 株式会社納豆 代表取締役社長1984年茨城県水戸市出身。茨城大学大学院卒業。09年にNTT入社後、海外製品の法人営業及び新規顧客開拓に従事。
15年に納豆男子を結成し、タンザニアのダルエスサラームで開催された国際商業祭「サバサバ」に納豆を出展。
業界初となる日本産納豆のアフリカ大陸進出を実現。
16年にKDDI HONG KONG LIMITEDへ入社後、納豆(香港)有限公司を設立し帰国。2018年に株式会社納豆を設立。
一般財団法人KIBOW主催「KIBOW水戸2018」優勝。茨城県主催「IBARAKI TECH PLANTER 2018」筑波銀行賞受賞。
クラウドファンディングのサイトに以上のようなプロフィールがありました。
また、ネット上には「令和納豆」以前にもコーヒー店のクラウドファンディングをしていた記録が残っています。
つまり、クラウドファンディングの仕組みをすでに知った上で、今回、納豆定食生涯無料パスの条件で出資者を募っていたことになります。
まとめ
「令和納豆」の納豆定食生涯無料パスポートを剥奪されたユーザーからの告発が相次いでいますが、「規約通り」とする意見もあります。
一方で、その規約の正当性に多くの疑問が寄せられているのも事実です。
今後、新たに無料パスポートを剥奪するとネット炎上がさらに激化することは間違いないでしょう。